結論
悩むくらいならこれ買っとけ!!な100W対応高耐久USB-C to USB-Cケーブル。100W充電ができて丈夫なケーブルを求めている人にとっては良コスパ。
PD100W対応のUSB-Cケーブルが欲しい
前回の記事で100W対応の充電器を厳選した。しかし、100W充電をするためには100Wに対応するケーブルが別途必要である。今まで高出力の充電器を利用したことがなかったため、当然ケーブルも持っていない。何本か買い足す必要がある。
どうせなら安く済ませたい
100W充電デビューなので、どうせならケーブルまわりのリフレッシュもかねて何本か購入したい。当然セット販売の方が安く買えるので都合がいい。1本あたりの単価と機能性を天秤にかけたい。
世の中には「何でもできるつよつよケーブル、充電は240Wまで!!」みたいなものがあるが、それは今回は見送った。確かに1本あると便利ではあるが、私の用途ではオーバースペックである。今回はあくまで、「100W充電」にのみ焦点を当てる。
よくわからないメーカーの製品を買うのは怖いし、そこまで価格差がない
よくわからないメーカーのUSB-Cケーブルもあるが、今回は避けようと思う。一応海外にも持っていく予定なので、現地で壊れて無駄な出費が……などということはできるだけ避けたい。冒険心も大事だが、信頼性も大事。
それに今の時代ケーブルの値段に大差がない。高いケーブルは別。「じゃあ何を買っても同じじゃないか!!」と思われるかもしれないが、一応機能性に差がある。だったら有名メーカーを選んでおいた方が、心理的に安心である。
コスパで選んだのが「Anker333 3本セット」
そんな訳で100W対応のUSB-Cケーブルを探してAmazonを物色していたところ、天下のAnkerからお安くケーブルが販売されているのを確認した。しかも3本セット。これは!と思い程なくして購入を決めた。おすすめポイントは下記。
1本あたり1000円を切る価格
3本セットで税込み¥2990。1本あたりの値段は約¥997と、1000円を切ってくる。USB-C&USB-Cのケーブルかつ100W対応でこの値段はお得なのでは。参考までに、バラ売りだと180cmで¥1290、1mの2本セットが¥1490(¥745/本)。
ケーブル長が約100cm、180cm、300cm
3種類の長さのケーブルが同梱されており、長さは約1.0m、1.8m、3.0m。普段使いの1.8m、小回りの利く1.0mとバリエーションがあるのがうれしい。3mのケーブルは使いどころに迷う。
もちろん100W給電に対応
このケーブルは100W給電に対応する。安価なケーブルは67Wまで対応のことが多いので、選ぶ上では注意が必要。実際に最大100Wを出力できる充電器での充電をおこなったが、問題なく充電できているようだ。今度テスターを買って充電速度を計測する予定。
高耐久なナイロン編み込みケーブル
安心と信頼のAnker製ナイロン編み込みケーブル。もはや何年前に買ったかわからない高耐久Lightningケーブルが未だに使えてしまっていることから、個人的に絶大な信頼を置いている。とにかく断線に強いほか、被覆が破れる心配もない。キャスター付きの椅子で轢くくらいのことではびくともしない。(個人的な感想です。やるなら自己責任で。)
端子の付け根も丈夫
端子の付け根もがっちりしており、安価なケーブルにみられる根元からのもげ、断線とも無縁そうだ。かなり固くつくられており、意図的にここから折り曲げようとしない限り、多分曲がらない。
Anker333のデメリット
動画出力には対応しない
このケーブルはUSB2.0で、動画出力には対応しない。ほぼ充電専用のケーブルだと考えたほうがいいだろう。後述するが、データ転送も得意ではない。映像出力を行う場合、Thunderbolt3、4のケーブルが別途必要となる。
普通のケーブルより少し嵩張る
高耐久なナイロン編み込みケーブルを使用していることから、通常のケーブルより太くて固めである。ということは、収納時に嵩張る、ということでもある。個人的には結構痛いところ。ケーブルにカバンの中を圧迫されるのは避けたい。
しかし嵩張りは丈夫さとトレードオフであることも確か。これは軽量コンパクトを取るか、丈夫さを取るかの好みの問題もある。
そこそこ絡む
高耐久ケーブルだけあって太くて固めなケーブルではあるが、なぜかそこそこ絡まるという特徴を持っている。運用上小さく巻くことが多いのでそれが原因かもしれないが、絡まないことを期待するとがっかりするかもしれない。
データ転送は速くないUSB2.0(480Mbps)
一応データ転送はできるが、USB2.0のため転送速度は480Mbpsとなる。データ転送はあまり得意ではなく、遅いと感じる人もいるだろう。充電用のケーブルとして割り切って使った方が幸せになれそうだ。一応データ転送もできることはできるので、不意にスマホからデータを転送したい、バックアップを取りたい、といったときに応急処置的に使うことはできる。
結論 安定とコスパを兼ね備えた隠れたケーブル
そこそこ安くてPD100W対応、断線に強い
100W対応ケーブルの中では比較的安価で、かつ断線にも強い。ほぼ充電専用、たまにデータ転送もするくらいの運用であれば全く問題のない性能。そして安心と信頼のAnker。かなり総合点の高い商品であると思う。難点は3.0mのケーブルの使い道があまりないこと。長すぎてかさばるし、持ち運び用には不便かもしれない。
欲を言えば1.8m×3本セットも出して欲しい
現状3種類の長さのセットしか売っていないが、欲を言えば1.8m×3本セットを出してほしい。恐らく一番使うのが1.8m。1.0m×1と1.8m×2でもいい。使うケーブル長も現状のセット内容より短いので、Ankerさん、どうかよろしくお願いします。