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【ガチ厳選】軽量・小型のパソコン充電器を選ぶ!!

今年夏にイタリアに2か月ほど滞在する予定があるのだが、今のうちに使うものをいろいろと揃えておきたい。今回は現代の必需品である充電器について、結局どれを買えばいいのかを検討する。

海外滞在に持っていく充電器がほしい

ノートパソコン持参予定

今回のイタリア滞在では、

  • 撮った写真の整理、データ受け渡し
  • ブログ執筆
  • Photoshopを用いた画像加工

などを行う予定のため、ノートパソコンを持っていく予定。重いしできるだけ持っていきたくないが仕方がない。

パソコン+スマホ充電もしたい

できれば作業中にパソコンとスマホの同時充電ができるものが望ましい。今回はSIMフリースマホ+現地で購入するSIMカードでのテザリングでネット回線を確保することを想定しているため、どちらも充電しながら使うことを前提とする。

軽量・コンパクトなことが重要

海外渡航とはどれだけ荷物を軽量・コンパクトにするかの戦いでもある。参考までに各航空会社の機内持ち込み、預け手荷物は以下の通り。

航空会社機内持ち込み手荷物預け手荷物   
ANA1個まで
辺長115(55×40×25)cmまで
最大10kg(22ポンド)まで
2個まで
辺長203cmまで
1個あたり23kg(50ポンド)まで
JAL1個まで
辺長115cmまで
最大10kg(22ポンド)まで
2個まで
辺長203cmまで
1個あたり23kg(50ポンド)まで
カタール航空1個まで
最大7kg(15ポンド)まで
辺長300cmまで
合計32kg(70ポンド)まで
航空会社の手荷物比較表

上述の通り今回の滞在にはノートパソコンを持参する予定。加えて一眼レフカメラも持参する予定。それに加えてモバイルバッテリ―、カメラのバッテリ―などなどを持参するため、機内持ち込み荷物はパンパン。
軽くできる荷物は1gでも軽くしたい。少しでも体積を小さくしたい。
そこで白羽の矢に上がったのが充電器・コード類である。本体はどうにもならないので、周辺機器をできるだけ軽く・小さく!!

求める充電器のスペック

ノートパソコン充電用100w出力

私が使用しているノートパソコンはDELL XPS15(2017年モデル)である。純正ACアダプタの出力は130Wを誇るが、本体のみで400gを超えるデカブツでありできるだけ持っていきたくない。しかしグラボ搭載の当時としてはハイスペックPCということもあり、生半可な電力では太刀打ちできない。100Wの出力が必須になるだろう。

小型or多機能

できるだけ持っていくものの体積を減らしたいので、小型であるか、多機能であるものが優先される。少々大型であっても、一台で何役もこなせるようなものは検討に入れる。輸送時に壊れてしまわないよう、差し込みプラグが折りたためるとなおよい。

軽量

持っていくものの重量も可能な限り減らしたい。さきほど述べた通り、海外渡航にあたっての天敵は荷物の重さである。多少高くても、軽量なものを選んでおきたい。普段使いもできるからね。
そして問題なのが、国によって変換プラグが必要なこと。イタリアは日本とは異なるCタイプのプラグが主流であり、変換プラグが必須となる。変換プラグを挟む分、壁差しコンセントの場合重心が先寄りになる=コンセントから抜けやすい、最悪もげるといったことが考えられる。充電器は軽ければ軽いほどいい、ということになる。

候補選定

候補1 Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) 

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧
約6.0 x 3.9 x 4.2 cm約178g100-240V
Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) 仕様

単一ポート100Wの出力が可能で小型・軽量なのがAnker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) 。重量は約178gと軽量だが、それでも手に持つとずっしりとした重量感を感じる。コスパはやや悪いが、信頼と実績のAnker。ある程度重いが、複数の充電器をまとめられるなら結果的に軽くなってはいると思われる。
気になるのは複数ポート使用時は100W出力が利用できない点と、重量。それなりに重いので変換プラグを付けて壁差しする際はそれなりの工夫が必要かも。

候補2 Anker 737 charger (GaNPrime 120W)

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧
約 8.0 × 4.3 × 3.2 mm約200g100-240V
Anker 737 charger (GaNPrime 120W) 仕様

Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) より一回り大きな印象を受けるのがAnker 737 charger。単一ポート100W、合計120Wの出力を備え、機種によってはPC、スマホともに最大出力で充電できる点が高ポイント。ライバル不在の充電器。
気になるのは重量。候補1のAnker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) と比べて約22g重く、かつ全長が長いこと。より重く、変換プラグを噛ませた場合重心も先寄りになるため、壁差しで使うには工夫が必要かも。

候補3 UGREEN Nexode Pro 充電器 100W

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧
約7.1 x 4.3 x 3.3 cm約204g100-240V
UGREEN Nexode Pro 充電器 100W 仕様

Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) より少しだけ大きいが、それでも小型。単一ポート100Wの出力が可能で、かつ安い。コスパ的にはかなりいい。重量の面から、壁差しコンセントの場合は工夫が必要かも。さらに複数ポート利用時は100W出力ができない点も気になる。パソコンを充電し続ける必要がない人にはいいかも。

候補4 Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧
‎約16.2 x 7.9 x 1.8 cm約300 g100-125V(100-240V)
Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)

区分としては「電源タップ」だが、USB給電ができるため候補とした。海外に電源タップをもっていくのはなかなか億劫ではあるので、このサイズでコンセント差込口が2つあるのは魅力。コード式なので変換プラグ経由でも抜けにくいのもポイント。USB-Cポートなら単一ポートで最大140Wの出力が可能。
AC定格電圧は100-125Vとなっているが、USB-A、USB-Cは100-240Vまで対応する。(公式HPにて確認)
イタリアでコンセントを使うには変圧器が必要。

候補5 Anker 727 Charging Station (GaNPrime 100W) (6-in-1 充電ステーション) 

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧
約16.1 x 7.9 x 1.8 cm約400 g100-125V(100-240V)
Anker 736 Charger (Nano II 100W)

こちらも区分としては「電源タップ」だが、USB給電ができるため候補とした。このサイズでコンセント差込口が2つあるのは魅力。USB-Cポートなら単一ポートで最大100Wの出力が可能。コード式なので変換プラグ経由でも抜けにくいのもポイント。候補4のAnker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)より100g重いことが気になる。
こちらもAC定格電圧は100-125Vとなっているが、USB-A、USB-Cは100-240Vまで対応する。(公式HPにて確認)
イタリアでコンセントを使うには変圧器が必要。

候補6 Anker 736 Charger (Nano II 100W)

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧
約6.7 x 5.7 x 3.2 cm約217g100-240V
Anker 736 Charger (Nano II 100W)

少々大型になるが、値段面から候補に挙がるのがAnker 736 Charger (Nano II 100W)。単一ポート100Wの充電が可能であり、性能面ではAnker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) にやや劣る程度だがほぼ気にならないだろう。気になるのは大きさと重さ。変換プラグを通じて海外(特にCタイプ)のコンセントに直接差すのは重さの面から不安が残る。

候補7 UGREEN Nexode 充電器 100W 4ポート 

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧
約11.7 x 11.6 x 4.2 cm 約320g100-240V
UGREEN Nexode 充電器 100W 4ポート 

こちらも少々大型になるが候補に挙がる。単一ポート最大100Wの出力が可能かつ、4つのポートを備えるためとにかく充電するものが多い方にはおすすめ。そして何より安い。
気になる点は大きさと重量。かなり大型かつ320gという重量のため、おそらく変換プラグを用いた壁差しはできない。

国による電圧の違いについて

国によって電圧が違うのは皆さんご存じのとおりだろう。しかし、製品(特に日本向けの)が渡航先の電圧に対応しているかは意外と盲点である。主要国の電圧は以下の通り。

国名電圧国名電圧
イギリス240V日本100V
イタリア220V韓国220V
オーストリア220-230Vインドネシア220-230V
スイス220-230Vシンガポール230V
ドイツ220-230Vタイ220V/240V
フランス220-230V台湾110V/220V
ポーランド220V中国220V/250V
ロシア220Vマレーシア220V/240V
オーストラリア240V/250Vアメリカ120V
ニュージーランド230V/240Vカナダ110V
グアム110-120Vハワイ110-120V
エジプト220Vペルー220V
南アフリカ220-230Vブラジル110V/127V/220V
各国の電圧

今回の渡航先はイタリアなので、最大電圧が220V以上の機種を選ばなければいけないことになる。上にある通り定格100-125V(USBは100-240V)Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)は候補から脱落してしまうことになる。使ってみたかっただけに惜しい…。
Anker直営店のスタッフにも確認したところ、Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)の240V対応版はない、とのこと。小型・軽量の観点からも、Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)やAnker737chargerをおススメされた。どのみち変換器は必須だし、まあ確かに。

結論

万能① Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) 

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧対応出力ポート
約6.0 x 3.9 x 4.2 cm約178g100-240VUSB-A×2、USB-C×1
Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) 仕様

大きさ、軽さ、価格の観点から、第一候補となったのがAnker Prime Wall Chargerだ。USB-Cは単一ポートで100Wを出力できるので、同時充電しなければ最大効率でPCを充電できる。
気になるのは、軽量ではあるが約178gの重量があること。手で持つとずっしりとした重量感がある。イタリアのCタイプコンセントは場所によってかなりゆるいことがあり、充電中に落下したり、もげたりすることがある。コンセントに差すには工夫が必要かも。

万能② Anker 737 charger (GaNPrime 120W)

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧対応出力ポート
約 8.0 × 4.3 × 3.2 mm約200g100-240VUSB-A×2、USB-C×1
Anker 737 charger (GaNPrime 120W) 仕様

第2候補となったのがAnker 737 charger。Anker Prime Wall Chargerを一回り大きくしたような見た目で、単一ポート100W、合計120Wの出力が可能。PCとスマホの同時給電でも、機種によるがほぼ100W出力を維持できる。こちらも気になるのは約200gという重量で、手に持つとずっしりとした重さを感じる。変換プラグを使って壁に直差しするのは期待薄だが、スペック的には魅力的。充電器に1万円オーバーをかけるかどうか。

アメリカに行くなら Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W) もあり

寸法(縦×横×高さ)重量   対応電圧対応出力ポート
約 8.0 × 4.3 × 3.2 mm約200g100-125V
(100-240V)
USB-A×2、USB-C×1
AC差込口×2
Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W) 仕様

アメリカに行くなら候補に挙がるのがAnker Prime Charging Station (6-in-1, 140W) である。対応ケーブルが必要だが単一ポート140W出力が可能で性能は圧倒的。約 8.0 × 4.3 × 3.2 mm、約300gと少々大型だが、電源タップとしても使えるので結果的に持っていく荷物は少なくて済む。アメリカのコンセントは日本と同じAタイプなので変換プラグも必要なく、これ一台で空港→飛行機→アメリカ国内と対応できるのも嬉しい。

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